
ガラス脈理検査装置 FGシリーズの特長
- 世界最高の可視化検査の実現
- 従来の光学的検査方法に独自のシュリーレン用画像処理SSVを開発し、世界最高の可視化検査が可能になりました。可視化レベルが極めて高いので、品質不良が見つかった際に出荷企業と受け入れ企業との間で情報のやりとりと共有が確実に行えます。
- リアルタイム画像処理で誰でも最高レベルの検査が可能
- シュリーレン画像をリアルタイムで画像処理をかけて最高レベルの可視化レベルにて常時検証が行えるため、観測空間にサンプルを投影させるだけでわずかな脈理や研磨ムラなどの欠陥も容易に検査することができます。
- 優れた操作性により膨大なサンプルの検査にも対応
- 端末の操作は非常にシンプル。録画から保存まで片手で直感操作が行えます。膨大なサンプル数を検証する際にもストレスフリーで手軽に行えます。1日あたり1台で3,000~4,000枚程度の検査が可能です。※検査基準により前後。
- 長寿命LEDと手軽に交換が可能なカートリッジ
- 光源には長寿命のLEDを採用し、ランプ交換については、ランプと回路まとめての交換が可能なカートリッジ交換方式なっています。交換の際は光軸調整が一切不要で、海外での運用時も手軽に扱えます。
- 光学系は用途に応じてカスタム対応も可能
- ナイフエッジを使用しないシャドウグラフ法でも高精度の脈理検証が可能です。複数台での運用時も同じ可視化レベルで統一した基準にて欠陥を逃さない超高精度な検査が可能です。
シャドウグラフ
シュリーレン
FG

- ガラス脈理検査装置 FGシリーズ検査風景
ガラス脈理検査装置 FGシリーズ 主な用途
- IRカットフィルター(ブルーガラス)
- イメージセンサ用カバーガラス
- スマートグラス・AR/MRグラス・VRヘッドマウント向け高屈折率ガラス
- 光アイソレーター・ファラデーローテーター
- ゲルマニウム(Ge)、カルコゲナイドガラス、シリコン(Si)などIR向け光学素材
- 高機能フィルム
ガラス脈理検査装置 FGシリーズで可視化できる品質不良
- 脈理(スジ・コード・ストリエ・リーム・ノット)
- 研磨痕・吸着痕・ウォーターマーク( 乾燥痕)
- オレンジピール
- 単一気泡・気泡群
- 成長縞・回転双晶
- 接着痕・蒸着ムラ
ガラス脈理検査装置 FGシリーズ 仕様
型番 | 光源 | 光学装置サイズ(W×D×H) | 観測有効径 | 開口時の長さ (観測部奥行) |
重量 |
---|---|---|---|---|---|
突起部・反射ミラー部除く | |||||
FG50-RTⅡ | LED | 405mm×205mm×245mm | 48mm | 140mm | 約10kg |
FG100-RTⅡ | LED | 500mm×303mm×404mm | 100mm | 300mm | 約25kg |
FG150-RTⅡ | LED | 620mm×409mm×442mm | 150mm | 400mm | 約40kg |
FG200-RTⅡ | LED | 824mm×489mm×484mm | 200mm | 400mm | 約68kg |
※脈理検査用SS50(ハロゲンランプ採用)、およびMINI50については生産とサポートは終了しております。
国際規格 ISO 19741に準拠したモデルも承ります
※Optics and photonics — Optical materials and components — Test method for striae in infrared optical materials
ISO 19741:2018(E)
【脈理検査】カルコゲナイドガラスの脈理を見える化
車載カメラや監視カメラで用いられる カルコゲナイドガラス内部の脈理を見える化。「ガラス脈理検査装置 FGシリーズ」では目視で内部の脈理を検査できます。
ガラス脈理検査装置 FGシリーズ 構成
- システム型シュリーレン光学系一式
- リアルタイム画像処理カメラ
- カメラレンズ
- 撮影画像処理ソフトSSV-RT(USB ライセンス)
- 専用ノートPC(※スタンドアロン)
オプション
- ミラーベース
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