

PIV Laser KLD-Ⅹ/KLD-Ⅷ
高速気流の時系列PIV向けに開発された最高出力モデル

波長638nm(赤色)レーザー光をシート状に発振してシート状の光で流れ場の断面を
可視化します。
『高出力=壊れやすい』を覆す最高品質のPIV Laser
CWの連続発振モデルの場合ではクラス4のレーザーで4W出力を超えると個体差が著しく、購入して1年前後くらいから出力低下が始まってしまう製品もよく耳にします。製造元によっては、出力が低下したら修理サポートを提供せず使い捨てとする、または有償で定期的にメンテナンスを受けるのがユーザーでは当たり前とする製造元もあります。しかしながら、高出力であれば運用コストを負担することが当たり前という状況では、コストだけでなく環境への負荷も減らすことができません。そこで、故障の元となる複雑な光学構造を排除し、LED照明レベルの動作品質を有する最高出力の半導体レーザーシート(CW)を開発しました。製造工程や完成後の製品不良を減らし、必要以上の資源の消費や製造工程における熱エネルギーの排出を抑えることができ、環境への負荷低減を実現した、従来では考えられない高品質・高寿命を誇る製品です。
PIV Laser KLD-Ⅹ/KLD-Ⅷ(出力10W・8Wモデル) 特長
- 大規模空間や高速気流の可視化に最適な高出力光源
- 「高出力=故障率増加」の固体レーザーとは一線を画す安定動作
- 高出力ながら驚異のシート厚(距離1000mmにて≦2mm)を実現
- 小型かつ軽量なレーザーヘッドは、実験環境を問わず設置できます

出力 5W

出力 10W
PIV用途のCWのシートレーザーでは最大級のレーザー出力のため、大規模空間や高速気流の可視化撮影では圧倒的な可視化能力をいかんなく発揮します。室内環境横5350mm×高2400mm
PIV Laser KLD-Ⅹ/KLD-Ⅷの仕様および構成
- 仕様
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発振波長 638nm(赤色)
発振形態 連続発振(Continuous wave)
出力 KLD-Ⅹ:10W /KLD-Ⅷ:8W
シート厚 距離1000mmで ≦2mm
動作温度 0℃ ~ 40℃
保管温度 -10℃ ~ 50℃
許容湿度 20 ~ 90%RH(結露無き事)
使用電源 単相AC100V ±10% 50/60Hz
- 外形寸法および重量
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光源ユニット 寸法:W210 × D230 × H133mm 重量:3kg
電源ユニット 寸法:W480 × D300 × H149mm 重量:13kg
- 構成
- レーザーヘッド、電源ユニット、電源ケーブル、ユニット間ケーブル(2.5m)、ショートコネクタ、安全キー、投影レンズ
PIV Laser KLD-Ⅹ/KLD-Ⅷ 安全機構

KLD-Ⅹ/KLD-Ⅷ 電源ユニット
構成
- キーロックスイッチ
- パイロットランプ
- 緊急停止ボタン
- インターロック機構
- 出力ボリューム調整
- 出射口カバー
レーザー安全管理オプション ▶レーザーコントロールBOX(オプション製品)

レーザーコントロールBOX
高出力のレーザーだからこそ運用ルールを守り、安全な環境を構築することが望まれます。
本製品はユーザーの設置環境に合わせた制御プログラムを組んでお納めします。
本製品はユーザーの設置環境に合わせた制御プログラムを組んでお納めします。
民間企業でレーザー使われる場合、会社ごとにそれぞれ独自に運用基準を決めていることがあります。
その条件を満たすために「レーザーコントロールBOX」を使用すれば下記のような機能を追加するができます。
その条件を満たすために「レーザーコントロールBOX」を使用すれば下記のような機能を追加するができます。
- インターロックを複数で設置
- キーロックスイッチを2つ搭載
- 手順通りに操作しないと警戒信号
- イレギュラーな操作を行うと緊急停止作動
- 室内外や観測場所に複数のパトランプ配置
- 光軸調整や計測時で出力クラスを切り替え