
光軸調整の手間を抑え、シュリーレン撮影をより手軽に。
システムシュリーレン SS seriesは、ガス・衝撃波・超音波・燃焼などに伴う密度変化を可視化するシュリーレンシステムです。光軸調整を簡素化した光学構成により、シュリーレン撮影を手軽に行えます。
一般的なシュリーレン光学系では、複数の光学機器を配置しながら光軸を調整する必要があります。SS seriesは光学系をシステム化することで調整の手間を抑え、研究・実験でシュリーレン撮影を行いやすい構成としています。
01|光軸調整を簡素化
光学系の調整を簡素化し、シュリーレン撮影のセッティングにかかる手間を軽減します。
02|Wパス方式を採用
観測空間を平行光が2回通過するWパス方式を採用。密度変化に伴う屈折率の変化をシュリーレン像として捉えます。
03|観測空間を調整可能
スライド式の光学系により、計測対象や実験環境に合わせて観測空間を調整できます。
シュリーレン法では、温度・圧力・組成などによって生じる密度変化に伴う屈折率の勾配を、明暗の変化として観察できます。SS seriesは、さまざまな研究・開発分野の可視化に使用できます。

溶接シールドガス

水中超音波(300 kHz)

水素

シリンダー内の燃焼波

ラバールノズルからの超音速流れ(衝撃波)

プラズマアクチュエータ
撮影協力|東洋大学 理工学部機械工学科 航空宇宙システム研究室 藤松 信義 先生
超音速流中における航空機・宇宙機モデル周りの流れの可視化画像です。
大気吸込式超音速風洞装置を製作して、設計マッハ数2.0、断面40 × 40 mmの流路内に航空機モデルを設置。モデル周りに発生する流れ場を可視化しました。
半頂角15°のくさび周りに発生した衝撃波角度から、設計マッハ数通りに超音速風洞装置が作動していることがわかります。また、スペースプレーンやMiG-29のような複雑なモデル周りに発生する衝撃波や膨張波も、鮮明に捉えることができています。



撮影協力|横浜国立大学 空気力学研究室 北村 圭一 先生 福嶋 岳 特任研究員
主流マッハ数1.8の超音速流れ中に円錐型模型を設置し、模型周辺に発生する衝撃波をシュリーレン法で可視化しました。高速で変化する衝撃波をハイスピードカメラで撮影し、取得した映像からマッハ角の算出とマッハ数の推計も行っています。
使用機材: システムシュリーレン SS series | ハイスピードカメラ k6 | Motion V
撮影協力|豊田工業高等専門学校 機械工学科 小谷 明 先生
衝撃波管で発生させた衝撃波をオブジェクトに衝突させ、反射する衝撃波の挙動をシュリーレン法で可視化しました。高速で伝播する衝撃波と、その反射形態の変化をハイスピードカメラで捉えています。
使用機材:システムシュリーレン SS series | ハイスピードカメラ Phantom VEO series
観測有効径φ48mm/φ100mm、LED/キセノン光源の構成から、撮影条件に合わせて選択できます。
|
モデル |
観測有効径 |
本体サイズ(W×D×H) |
観測時の長さ(W) | 光源 | 重量 ※電源除く |
|---|---|---|---|---|---|
|
SS50Ⅲ-L5C |
φ48 mm |
455 × 205 × 292 mm |
585 mm | LED(5 W) | 約7 kg |
|
SS100 |
φ100 mm |
585 × 299 × 421mm |
860 mm | キセノン(75 W) | 約21 kg |
|
SS100 - 300W |
φ100 mm |
590 × 300 × 421mm |
855 mm | キセノン(300 W) | 約23 kg |
| SS100Ⅲ-L5C | φ100 mm | 578 × 300 × 421 mm | 851 mm |
LED(5 W) |
約20 kg |
※本体サイズは予告なく変更する場合がございますのでご了承ください。
※キセノン、LEDの交換ランプも取り扱っております。お気軽にお問い合わせください。
【カタログダウンロード】SS seriesの仕様・ラインナップをカタログで確認
各モデルの詳細仕様や製品構成について、カタログでご確認いただけます。
シュリーレンのカタログをダウンロードする
観測対象を本体の観測エリアに配置して撮影するほか、反射ミラーの配置や撮像機器を変更することで、実験環境に合わせた構成が可能です。

システムシュリーレンSS100全体

外形寸法

φ100mm:観測有効径


システムシュリーレンSS100では観測エリアへ対象物を配置(またはかざす)して観測します。図の例では、エアノズルから音速で流れる空気を可視化しています。ノズルから音速で流れる空気の衝撃波(ショックダイヤモンド)が観測できます。

反射ミラーを本体から取り外し、ミラースタンドへ設置することで観測空間を拡張できます。大型の対象物や、装置の観測窓越しでの撮影に使用できます。

ノズル噴流など、局所的な現象を拡大して観察するための光学オプションです。

現象や撮影条件に合わせて、ハイスピードカメラや高感度・高解像度カメラを組み合わせることができます。

空気中の超音波を可視化
左:シュリーレン法のみ 右:シュリーレン画像にSS Viewerを使用
SS Viewerによる画像処理の映像では、粗密波である音波の様子も可視化
シュリーレン用画像処理ソフトウェア「SS Viewer」
SS Viewerは、シュリーレン画像に専用の画像処理を適用するソフトウェアです。通常のシュリーレン画像では捉えにくい微弱な密度変化や音波などを、より確認しやすい画像として表示します。
追従する弱い衝撃波の伝播まで捉える
オブジェクトを配置して、斜め衝撃波が伝播する様子をシュリーレン法で可視化した映像です。高速で伝播していく衝撃波を、ハイスピードカメラで撮影し、「SS Viewer」で画像処理を行いました。
通常のシュリーレン映像では捉えきれない ”弱い衝撃波”が追従して伝播していく様子までわかります。
製品についてのお問い合わせ
製品について確認したいことがございましたら、お問い合わせください。製品選びや撮影方法についてのご相談も承ります。
仕様やラインナップは、カタログでもご確認いただけます。
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