可視化用ルミネッセンス光源 Lumino-Yellow

Lumino-Yellow_製品写真

可視化用ルミネッセンス光源Lumino-Yellow

重心波長:580nm黄色光源(※非LED光源)

”レーザーに匹敵する可視化性能”と”LEDの寿命”が融合した次世代光源
青色レーザーダイオードと蛍光体を組み合わせることで、特定の光を発生させる技術です。この技術のメリットは、発散角の制御が可能で、光をシート状に取り出すことができる点です。高輝度で高品質なシート光を生成し、クラス4の高出力レーザーシートに匹敵する明瞭な可視化を実現します。


レーザークラス4の明瞭な可視化を、クラス1の安全性で実現 高い視認性と安全性を両立

Lumino-Yellowによる気流の可視化

気流の可視化

Lumino-Yellowによる液相の可視化

液相の可視化

可視化用ルミネッセンス光源「Lumino-Yellow」は、レーザークラス4に匹敵する可視化性能を持ちながら、クラス1の安全性を実現。観測空間を満たすトレーサー粒子を明瞭に捉える高分解能PIVと、広い空間を計測するラージスケールPIVの両方に対応。均一なシート光を照射して、高い視認性と安全性を両立した可視化用光源です。

なぜ黄色い光なのか? 黄色い光の特性

Lumino-Yellow光学系にズームした画像
Lumino-Yellowで液相の断面を可視化

黄色い光は、LEDの白色光と比較すると奥行方向へ強く浸透します。そのため、トレーサー粒子が高濃度にシーディングされた空間でも、均一な輝度を保ちます。霧の中で使用するフォグランプが黄色いのは、その浸透性から視界を維持しやすいという理由があります(一方、白色光は水蒸気で反射してまぶしさを引き起こします)黄色い光は、トレーサー粒子のハレーションを抑え、均一な視認性を可能にします。

レーザークラス1に相当する理由 組込み型レーザー製品

Lumino-Yellow光学系を見え上げる画像
Lumino-Yellowを横から見た画像

Lumino-Yellowは、レーザー光が外部に漏れないよう堅牢に封入されているため、レーザープロジェクターのように組込型レーザー製品の扱いになります。これは、"レーザー製品としては合理的に予見可能な条件下で安全"※に相当し、レーザークラス1の製品として運用が可能です。また、本製品のように目がくらむような明るい光を放出する製品では、サングラスなど遮光性のある保護具を用いることも推奨されます(参考遮光度4程度)
※JIS C 6802:2014付属書 C 本製品は組込型レーザー機器に該当

➡Lumino-Yellowのカタログをダウンロードする

従来のLEDでは難しかったPIVにも対応 シート状の光を発振

エアコンの気流を可視化

エアコンの気流を可視化

エアコンの気流をPIVで速度ベクトルを算出

PIVで速度ベクトルを算出

エアコンの気流をPIVで渦度を算出

PIVで渦度を算出

Lumino-Yellowは、局所的な領域での高分解PIVと数mオーダーのラージスケールPIV双方に対応します。従来のLED光源では難しかった、一つ一つの粒子像を鮮明に撮影できるため、高出力レーザーシートを用いた実験に限りなく近い計測が可能です。また、シート光の厚みはステレオPIVにも最適です。

PIV入門ガイド|必要な機材から計測手順までわかりやすく解説

お役立ち資料【プレゼンにも使える
「PIV入門ガイド|必要な機材から計測手順までわかりやすく解説」

「PIVって何?」「何ができるの?」「必要な機材は?」などこれからPIVをご検討されている方へ、大まかな概要を掴めるPIVの入門ガイドです。まずはPIVとはどういったものか?ざっくりと把握できます。資料をダウンロードする

クリーンルームで異物を可視化 微粒子可視化

クリーンルーム内の作業員の画像
クリーンルーム内のパーティクルを計測している画像

半導体製造プロセスでは異物対策が非常に重要です。しかし、クリーンルームの管理基準となる 0.3μmの異物を可視化する場合、高出力レーザーを使用した可視化性能が求められます。高出力レーザー(レーザークラス3B以上)の運用は、安全上多くの制約がかかり、可視化による異物検証はハードルが高くなることが現状です。Lumino-Yellowは、レーザークラス1相当の光源になるため、レーザー安全対策は必要はありません。様々な環境で浮遊する異物や発塵源の特定の検証に使用できます。

クリーンルームの異物対策_クリーンルーム内の作業者の画像

【関連記事】
クリーンルームの異物対策【目的・用途別の可視化技術】

あらゆる分野で異物の付着による製品品質の低下が問題となっています。品質や安全性に影響を及ぼす生産工程の異物対策について、可視化製品による見える化のニーズは年々高まってきています。パーティクルカウンターのようなセンサー系の...「クリーンルームの異物対策」の続きを読む

ダイレクト光学系(オプション)によるスポット照射

ダイレクト光学系によるスポット照射

浮遊する微細な粒子を可視化

オプションとしてダイレクト光学系への切り替えができます。ダイレクト光学系を使用すれば、スポット照射による超高輝度の可視化撮影が可能です。

➡Lumino-Yellowのカタログをダウンロードする


可視化用ルミネッセンス光源Lumino-Yellow仕様

発光原理 レーザー励起ルミネッセンス光
波長 重心波長:580nm(ピーク波長550nm)
光色 黄色
レーザークラス クラス1:合理的な予見可能な条件下で安全である
※JIS C 6802:2014付属書 C 本製品は組込み型レーザー機器に該当
ヘッド寸法 縦285mm × 横150mm × 高さ225mm
ヘッド部重量 4kg  底面に三脚取付穴あり
シート光学系 ファイバーライトガイド長さ:2m
シート光学系寸法 縦100mm × 横260mm × 高さ46mm
シート光学系重量 2.4kg  底面・側面に三脚取付穴あり(三脚耐荷重:5kg以上を推奨)
※水平もしくは垂直取付時の表記です。傾けて設置する際は機材の重量のみで決定できません。
機器前面照度 シート光学系前面から20mmの位置で300万lux以上(※1)
電源部寸法 縦340mm ×横170mm ×高さ135mm
冷却方式 強制空冷
消費電力 320W AC100V
調光方式 無段階ボリュームアナログ調光
構成品 ・ヘッド部 ・電源部 ・ヘッド部~電源間ケーブル(3m)
・電源ケーブル ・シート光学系(ファイバーライトガイド含む)
消耗品 ファイバーライトガイド並びに内蔵ライン光学系
保証期間 納品から1年間
原産国 日本国
使用環境 ・動作温度:10℃ ~ 35℃ ・保管温度:0℃  ~ 45℃ ・許容湿度:20% ~ 90%RH(結露無きこと)
オプション スポット照射用ダイレクト光学系
※光学系前面から20mmの位置で3100万lux以上(※1)

※1)当社測定条件での実効値(保証値ではありません)
※製品のデザイン、仕様は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください


PIV用光源の製品カタログダウンロードを下記よりお受けしております。
製品の詳細・技術相談などもお気軽にお問い合わせください。
※お電話でも受け付けております。
☎0463-91-1281
9:00~18:00(土日祝日を除く)

製品カタログをダウンロードするお問合せ・技術相談をする

関連製品

PIVシステム2D3C製品写真
ステレオPIVシステム2D3C

2次元3成分PIVシステム

PIVシステム2D2C
PIVシステム2D2C

2次元2成分PIVシステム

PIV_Laser_Fiber_Spectra製品写真
PIV Laser
Fiber Spectra

波長:520nm
緑色半導体レーザーファイバー仕様

PIV_Laser_KLD_series製品写真
PIV Laser KLD series

波長:638nm
赤色半導体レーザー

可視化用ルミネッセンス光源Lumino-Yellow製品写真
Lumino-Yellow

重心波長:580nm(黄色)
可視化用ルミネッセンス光源

ハイスピードカメラflux_k-240製品写真
ハイスピードカメラflux k-240

解像度1280×1024時 1,000fps
最高撮影速度:40,000fps

ハイスピードカメラPhantom_VEO_series製品写真
ハイスピードカメラPhantom VEO series

解像度1,280×960時 10,860fps

ハイスピードカメラ製品ラインナップ製品写真
ハイスピードカメラ

ハイスピードカメラ製品ラインナップ

トレーサー粒子一覧の製品写真
トレーサー粒子

気流用・液相用トレーサー粒子各種

サポート

製品のデモ、お見積りについてなどサポート全般のご紹介。

計算サイト一覧

可視化や画像分析に役立つ計算を行います。

カトウ光研公式ユーチューブチャンネル

製品のサンプル動画と可視化事例のご紹介しています。

会社ロゴ
会社ロゴ
お問い合せ・技術相談
Tel.0463-91-1281
受付時間 9:00~18:00(土日祝日を除く)

Copyright (C) カトウ光研株式会社 All Rights Reserved.