撮影協力:東海大学 工学部 医工学科 菊川 久夫 先生
本動画では、エコー画像からデジタル画像相関法(DIC)を用いてひずみを算出するという医療分野における新しい計測手法をご紹介します。この手法は物理的な変化をより正確に捉え、微細な変動を視覚化することが可能です。これにより、病状の診断や治療の進行度をより精密に評価することが可能になります。
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材料をトンカチでたたき割れる瞬間の”ひずみ”を解析しています。実験は珪藻土を使用して 割れる瞬間をハイスピード撮影(1秒間に21000枚)しました。スーパースローで撮影された珪藻土の画像から”ひずみ”を解析して定量化しています。”材料が破断する瞬間”のデジタル画像相関法(DIC)解析をご参考ください。
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肘サポーターの伸縮をデジタル画像相関法(DIC)で数値化しました。ポリウレタンとコットンの2種類をそれぞれ解析して比較。実際に肘サポーターを装着して、肘を曲げていく動作時の”ひずみ”を画像から定量化しています。
デジタル画像相関法(DIC)でステンレスのひずみを算出しています。カメラ2台で撮影を行う ”ステレオデジタル画像相関法” で行いました。2台のカメラを使う”ステレオ撮影”で材料の3次元変位を求めることができます。熱で膨張する微小な変形もデジタル画像相関法(DIC)では、高精度な計測を実現します。
【計測の流れ】
・ステンレス材にランダムパターンを塗布
・ヒーティングガンでステンレス材を450℃まで加熱
・160×100×2mmのエリアでひずみを算出
・画像は2596×2048pxで撮影
撮影協力:東京工業大学 宍戸・久保研究室 赤松 範久 先生
材料の「ひずみ」を分布で計測しています。「ひずみ」を非接触のまま”面”で計測できる手法「デジタル画像相関法 DIC」を紹介いたします。PETの引張試験を実例として、ひずみゲージには無い有効性と計測手順がわかります。材料の実機試験をご検討されている方ぜひご参考ください。
【デジタル画像相関法 DICのメリット】
・画像から「ひずみ」を計測できるのでひずみを分布で算出できる
・非接触なので高温の材料、高温の環境でも計測ができる
・ひずみゲージとは違い 広い範囲の計測ができる
・簡便に短時間で計測ができる
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デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)は、カメラで撮影された画像から、測定対象の変位を求め”ひずみ”を計測できる手法です。複雑な光学系やセンサーを必要とせず、非接触かつ高分解能でひずみを計測...「デジタル画像相関法(DIC)とは」の続きを読む