計測技術は、私たちの周りのさまざまな現象を理解する鍵となります。
「技術コラム」では、最新の計測技術や知識、実用的な情報を分かりやすく紹介しています。研究や実験に役立つ様々なトピックを取り扱っていきます。
流れの可視化は、流体の動きや特性を視覚的に捉えるための技術や手法を総称したものです。流体の動きを直接目で確認することは難しいため、この技術は流体の挙動を理解し、それを基にした設計や解析を行う上での基盤となっています。...続きを読む
PIVは、Particle Image Velocimetryの略で粒子画像流速測定法を意味します。流れ場における多点の瞬時速度を非接触で測ることができる流体計測法になります。流れ場の空間的な構造を把握することができるため、流体を測定する手法として広く浸透しています。
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シュリーレン法とは、透明体の中に屈折率の異なる部分があるとき、光の進行方向の変化を利用してその部分が明確に見えるようにする光学的手法です。媒質中を伝播する衝撃波や超音波の進行状況、炎による気流の上昇、光学レンズの欠陥などを観察することができます。...続きを読む
ハイスピードカメラとは、通常のカメラでは捉えることができない高速な動作を撮影するためのカメラです。一般的に、1秒間に数百~数万コマ(フレームレート:fps)の画像を撮影することができ、肉眼では見ることができない一瞬の動きをスローモーションで観察することができます。考慮すべきポイントと、現象を分析するのに必要な撮影速度の目安をご紹介します。...続きを読む
ハイスピードカメラ撮影における三脚の役割は、主に「ブレを抑える」「正確なピント合わせ」「適切な画角調整」の3つが挙げられます。本ページでは、実験に応じて最適な三脚やアームの選び方について解説します。...続きを読む
運動解析とは、人や物の特徴点ごとの座標値を算出し、動きが加わった時の変化量を算出する画像処理技術です。モーションキャプチャー、動作解析とも言われています。人の関節やロボットのノズルなど、計測したい対...続きを読む
衝撃波(shock wave)とは、物体が空気の静止状態に対して音速を超える速度で移動するときに発生する強力な圧力波です。衝撃波が形成される主な理由は、物体が空気の静止状態に対して音速を超える速度で移動するため、物体の前方の空気が急激に圧縮され、強い圧力と温度の上昇を引き起こすことにあります。...続きを読む
デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)とは、カメラで撮影された画像から測定対象の変位を求め、ひずみを計測できる手法です。複雑な光学系やセンサーを必要とせず、非接触かつ高分解能でひずみを計測できます。測定対象の表面ひずみを面で計測できる画像解析技術です。...続きを読む
PIV用シート光源の主流は、YAGやYVO4など結晶を用いた固体レーザーです。固体レーザーは、光を発振するにあたり、ランプやLD(レーザーダイオード)で励起光を照射し、必要なエネルギーを結晶媒質に供給します。... 続きを読む
微小な飛沫やエアロゾルを見える化して、再現性の難しい事象や現状の課題に合わせたサポートをさせていただきます。粒子が飛散する過程、粒子数の増減を可視化技術と画像処理で定量的に評価することができます。... 続きを読む