
”レーザーに匹敵する可視化性能”と”LEDの寿命”が融合した次世代光源
可視化用ルミネッセンス光源KLM-600FCは、ファイバー先端から高輝度なシート光を生成し、クラス4の高出力レーザーシートに匹敵する明瞭な可視化を実現します。光量フィードバック機能による長期安定照射と、23,000時間の長寿命設計により、研究から生産ラインまで幅広い現場で信頼性の高い照明環境を提案します。

気流の可視化

液相の可視化
可視化用ルミネッセンス光源「KLM-600FC」は、レーザークラス4に匹敵する可視化性能を持ちながら、クラス1の安全性を実現。観測空間を満たすトレーサー粒子を明瞭に捉える高分解能PIVに対応。均一なシート光を照射して、高い視認性と安全性を両立した可視化用光源です。


黄色い光は、白色LEDと比較すると奥行方向へ強く浸透します。そのため、トレーサー粒子が高濃度にシーディングされた空間でも、均一な輝度を保ちます。霧の中で使用するフォグランプが黄色いのは、その浸透性から視界を維持しやすいという理由があります(一方、白色光は水蒸気で反射してまぶしさを引き起こします)黄色い光は、トレーサー粒子のハレーションを抑え、均一な視認性を可能にします。


可視化用ルミネッセンス光源KLM-600FCの光出力はレーザークラス1相当の安全基準に準拠しています。生産設備や研究室でも高出力かつ安全性を両立した照明として導入可能です。
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エアコンの気流を可視化

PIVで速度ベクトルを算出

PIVで渦度を算出
可視化用ルミネッセンス光源KLM-600FCはPIVに対応します。従来のLED光源では難しかった、一つ一つの粒子像を鮮明に撮影できるため、高出力レーザーシートを用いた実験に限りなく近い計測が可能です。また、シート光の厚みはステレオPIVにも最適です。


半導体製造プロセスでは異物対策が非常に重要です。しかし、クリーンルームの管理基準となる 0.3μmの異物を可視化する場合、高出力レーザーを使用した可視化性能が求められます。高出力レーザー(レーザークラス3B以上)の運用は、安全上多くの制約がかかり、可視化による異物検証はハードルが高くなることが現状です。可視化用ルミネッセンス光源KLM-600FCは、レーザークラス1相当の光源になるため、レーザー安全対策は必要はありません。様々な環境で浮遊する異物や発塵源の特定の検証に使用できます。

ファイバー光学系・本体は、それぞれ三脚取付に対応。撮影条件や被写体に合わせて、高さ・角度・距離をスムーズに調整でき、安定した照明配置が可能です。現場での再現性と作業効率を高めます。
撮影協力:東京理科大学 工学部 機械工学科 石川研究室
サイドミラー周りの気流を風洞実験を行い、PIVで解析した様子を動画で紹介しています。燃費向上や騒音低減にも繋がる、サイドミラーの形状と気流の関係を解明します。
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ステレオPIVの5つの解析事例を紹介しています。光源には可視化用ルミネッセンス光源を使用。流体を画像から定量化するステレオPIVの事例をご覧ください。
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| 発光色 | 黄色 |
|---|---|
| 駆動方式 | 定電流方式 |
| 調光方式 | 電流可変制御 |
| チャネル数 | 1チャネル |
| 入力電源 | AC100 ~ 240V(±10%)、50/60Hz |
| 消費電力(typ.) | 410VA(100V入力)、420VA(240V入力) |
| 突入電流(typ.) | 40A コールドスタート時 |
| 使用環境(屋内限定) |
温度:0~40℃、湿度:20~80%RH(結露なきこと) |
| 保存温湿度 | 温度:-15~60℃、湿度:20~80%RH(結露なきこと) |
| 冷却方式 | 強制空冷方式 |
| 本体寸法 / 重量 | 寸法:高さ215mm × 幅175mm × 奥行270mm、重量:約7.8kg |
| シート光学系寸法 (ファイバー光学系) |
寸法:縦60mm × 横170mm × 高さ18mm、ファイバー長:3m |
| 付属品 | 取扱説明書×1、3Pアース極付きACコード(2m)×1 |
※製品のデザイン、仕様は予告なく変更する場合がございますのでご了承ください
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お役立ち資料【プレゼンにも使える】
「PIV入門ガイド|必要な機材から計測手順までわかりやすく解説」
「PIVって何?」「何ができるの?」「必要な機材は?」などこれからPIVをご検討されている方へ、大まかな概要を掴めるPIVの入門ガイドです。まずはPIVとはどういったものか?ざっくりと把握できます。資料をダウンロードする
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